人間が一生で成せることはそんなに多くない
タイトルの通りです。
人生100年、といっても活動的なのはせいぜい50歳まで。経済的にも能力的にも自由になれるのが25歳くらいからだとしたら、およそ25年の猶予がある。
(「50歳からはなにも生み出させない」というわけではないけれど、特に女性は、若いうちに何か生み出すことに価値がある気がするのでこの設定のまま進めます。)
その間、多くの人は子供を育てたり、仕事で何か偉業を成し遂げたりする。
しかし「成し遂げ続ける」人というのは少ないはずだ。
スポーツ選手だって、今をときめく俳優にだって、総理大臣にだって旬がある。自分のエネルギーが最大限発揮できて、かつ公共にそれが認められる時期を旬だとするならそれはほとんどの人にとって10年もない。
人生の代表作が1つあるだけで優秀すぎるほどだ。
最近、10年でなにができるかというのを考える。
今からコツコツブログを書いていたら10年後には本の一冊でも出せているだろうか?(10年かけてその程度の実績しか残らないなら虚しすぎるが)
筋トレを始めたら?英会話を始めたら?妄想は尽きないが、すでにそれを突き詰めている人が大勢いるのでおおよそ到達点が見えている。
自分が一生で成し遂げられることなど、子を育て、会社を勤め上げることぐらいなのだろう。大勢の人がそうであるように。
それさえままならない気がしてどうしようもない。
このままなにも残さず死ぬのか?と不安になる。
これは私の最後の思春期なのかもしれない。
なにを突き詰めていくのか決断を迫られている。