30歳がくる!

息詰まったら書く

雨宮まみさんの訃報

「この人有名なの?」と隣の席の人に聞かれた。記事を読むと雨宮まみさんの訃報だった。

 

驚いたが、深い悲しみはなかった。

もちろん雨宮まみは通ってきたけど、最近はツイッターも見てなかったし、知らないうちに闘病生活でもしてたのだろうか。

 

自宅での事故、とのことだった。

 

お別れの会に出席したという近しい人達のツイートや、最近のブログを見た。おそらく自死したのだろうと邪推する。

 

 

こじらせ女子という概念を世の中に植えてくれた雨宮さん。

女として、女らしく、女子力、という言葉がのみこめなくて生きづらさを感じていたころ、自分に新しい名前を与えられたようで、すこし救われた。

 

彼女のブログを読み漁った。

死にたくなる夜があるという。手すりを越えるスレスレのところで引き返してまた日常に戻る。繰り返す希死念慮。薬とお酒で無理やり感情をコントロールしていた。

 

彼女の本当の心の傷はわからない。なにがきっかけで痛みに耐えきれなくなったのか知る由もない。

だけど、はたから見たらとても楽しそうで、

ライターとして名声も、実績もあって、本気で笑いあえる友達もいて、かつ美しい40歳がそんなにつらいの?

じゃあこのまま何者でもない40歳を迎えるであろう私は?どんなにつらいの? 

 

 

 

生きづらい毎日から救ってくれた雨宮さんが、その最期をもって再度私に絶望をもたらした。 

 

私にも耐えきれなくなる瞬間が来るんだろうなと思う。お酒でも薬でも誤魔化せない悲しみが来るんだろうな。

とても憂鬱。