30歳がくる!

息詰まったら書く

テレビ的な価値観を茶の間はどう受け止めているのか?

こんにちは。

テレビ的な価値観を茶の間はどう受け止めているのか?というタイトルで書き出したので、今回はテレビの話です。

少し前から、芸能人の方が蔑称的に「素人」という言葉を使うことに敏感になってきたと思いますが、その通り。「玄人」ってなんなの?という話です。

芸能人を玄人とし、一般人を素人とするのが「カメラ前」だとして、
そのカメラ前での立ち振る舞いを受けて「素人さんだから仕方ない」とか「芸人(玄人)なのになってない」みたいな価値観って存在しますよね。

よくあるのが「トークが長い」「オチがない」みたいな、技術の指摘。それに付随して「放送事故やで」とか「カットです」というツッコミもよく発生する。

昔はそこまで違和感なかったのだけれど、急に「この人達は何を言っているんだ?」と思えてきてしまった。

例えば、普段は大学で講義をしているような専門家をスタジオに招いて解説してもらっている時、つい話が長くなってしまったり、芸人さんの”フリ”にうまく答えられなかった時に「ここは○○って答えんと〜!!!」みたいなツッコミでドッカーン・・・という流れが存在しますよね。そういうテレビ的なルールを茶の間に持ち込んでどうしたいの?と。

話が長いとか、編集点がどうのとか、カットされますよとか、「制作側の都合」のことを「感が悪い」みたいな扱いで罵って笑いにして…。そんなことをしているとまともな意見の専門家もどんどんテレビナイズされて、「頭の悪い主婦」というテレビが作った存在しないターゲットに向けてしか発信しなくなってしまう。

テレビは短いセンテンスで、インパクトのあることを言わないといけないみたいな価値観もうやめません?

本質を語るのに前置きが必要なら、それも含めて流しません?
話が難しいと視聴者が離れるってほんと?

30秒の世界で勝負するみたいなことやってると、世の中がどんどんダメになっていく気がするんです。

テレビに限らず、webの記事も過剰に太字で、写真で、大袈裟に、みたいなのやめません?

わかりやすく噛み砕いた情報や、凝り固まった価値観だけを発信しても誰も得しない気がするんだよなぁ。