30歳がくる!

息詰まったら書く

ラブリーサマーちゃんの新譜について


 ラブリーサマーちゃんが大好きです。
彼女の代表曲「あなたは煙草 私はシャボン」についてはまたゆっくり書きたい。

今回はそんな彼女がつい先日iTunesで発売した「ベッドルームの夢」について。

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力強いドラムの音と透き通ったハミングが絡まって一気にラブサマワールドへワープ。
本楽曲はバンドアレンジされており、
全てのパートは彼女が打ち込んで仕上げたもの。
しかも誕生日リリースに間に合わせるため、かなりの突貫作業だったとか。

サウンドのことはよくわからない素人ですが、
この曲はドラムの音がとても心地いいですね。
疾走感のなかに切なさ、青春の甘酸っぱさを感じるそんな曲です。

わたしがラブリーサマーちゃんの曲で大好きなのはサウンドもさることながら、その歌詞。

「ベッドルームで君が口ずさむメロディ/あの子にも聴こえたらいいね」

「ベッドルームから始まるストーリー/シンデレラの役は譲るから」

勝手な解釈で恐縮ですが、
ラブサマちゃんの世界の女の子はいつも誰かのなかで1番にはなれない悲しさをもっていて、太陽と月でいったら月で、光というよりは陰で、こんな私だけど君が好きなんだよな〜。死にて〜。
って感じですかね。


「シンデレラの役は譲るから」

なんてリリックが書けてしまう感性にはかなわないなぁと思います。
このワンフレーズで楽曲全体の魅力がぐっと底上がってる。



あなたが好きな「あの子」は学園祭とかでシンデレラに推薦されちゃうような(しかもそれを自然と受け入れるような)、いつもキラキしてて、人気者で、私がどうもがいても敵わないところにいるんだ。

それに比べて私はベッドルームでメロディを口ずさむだけ。

君のあの子への気持ちなんて無謀だよ
お願い私の気持ちに気づいて
あ〜こんな切ないのもう沢山。
だけどやっぱり好きなんだよ。

こっち見てよ
あの子にシンデレラの役は譲るから


…………と、勝手な妄想繰り広げてますが
そう思いながら聴くと、楽曲の合間に入るハミングは必死に自転車を漕ぐ「私」の息継ぎに聞こえてくるんです。







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