堀北真希は魅力的な女性なのか
祝 引退。
結婚した時に書いた記事をまた載せてみる。
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堀北真希と山本耕史の結婚は、その組み合わせの意外性とか、交際期間の短さとかで人々を驚かせた。
文学フリマに
京都で行われた文学フリマに出品しました。
以前から親交のあった方から原稿を書いてもらえないかと頼まれたので納めたというだけなのですが。
テーマは痛い女。
じつは一年ほど前に書きかけた小説があり、それがテーマにピッタリだったのでそれを提出しました。
元カレをひきずっているキャリアウーマンの話でした。
もちろんフィクションですが、
ベースは私の経験に即してます。
自分で書いておいて、ですが
好きなセリフがあって。
それは
読んだ人にしかわからないのだけと。
コーラとドクペのくだりとか。
ほほほ。
書き始めた頃の情熱はとっくに失っていたので差が
読み返してみたらそれはそれで面白かったので、なんとか完結させました。
最終的に13人に売れたそうですが
読んだ方はどう思ったのでしょう。
とてもきになる。
雨宮まみさんの訃報
「この人有名なの?」と隣の席の人に聞かれた。記事を読むと雨宮まみさんの訃報だった。
驚いたが、深い悲しみはなかった。
もちろん雨宮まみは通ってきたけど、最近はツイッターも見てなかったし、知らないうちに闘病生活でもしてたのだろうか。
自宅での事故、とのことだった。
お別れの会に出席したという近しい人達のツイートや、最近のブログを見た。おそらく自死したのだろうと邪推する。
こじらせ女子という概念を世の中に植えてくれた雨宮さん。
女として、女らしく、女子力、という言葉がのみこめなくて生きづらさを感じていたころ、自分に新しい名前を与えられたようで、すこし救われた。
彼女のブログを読み漁った。
死にたくなる夜があるという。手すりを越えるスレスレのところで引き返してまた日常に戻る。繰り返す希死念慮。薬とお酒で無理やり感情をコントロールしていた。
彼女の本当の心の傷はわからない。なにがきっかけで痛みに耐えきれなくなったのか知る由もない。
だけど、はたから見たらとても楽しそうで、
ライターとして名声も、実績もあって、本気で笑いあえる友達もいて、かつ美しい40歳がそんなにつらいの?
じゃあこのまま何者でもない40歳を迎えるであろう私は?どんなにつらいの?
生きづらい毎日から救ってくれた雨宮さんが、その最期をもって再度私に絶望をもたらした。
私にも耐えきれなくなる瞬間が来るんだろうなと思う。お酒でも薬でも誤魔化せない悲しみが来るんだろうな。
とても憂鬱。
森達也「FAKE」メディアが照らす光とその影
今更感がありますが、やっと森達也監督のFAKEを観てきました。
ユジク阿佐ヶ谷は初めて。
ポレポレ東中野や下高井戸シネマよりずっとこぢんまりしてて可愛らしい映画館ですね。
この日の上映は満席。これから観に行く人は少し早めに席を確保したほうがいいですよ。
以下感想(ネタバレ含む)
この映画を観てない人も「佐村河内守」という男が起こした騒動については知っているはず。
騒動後メディア露出を増やした《ゴーストライター》新垣氏とは対照的に、身を眩ませた彼がどのようにして暮らしているのか。あのゴーストライター騒動とはそもそもなんだったのか。
いくつかの「疑問」に、(佐村河内氏から一心の信頼を受けながらも)客観的な姿勢を崩さず冷静にアプローチし続ける作品。
だからこそ、観た人それぞれに答えがある映画だと思います。でもきちんと監督が見つけた「答え」は要所に散りばめられていました。
海外メディアの取材を受けるシーンなどは、かなり騒動そのものの核心に切り込んでました。
でもこの映画が伝えたいのはあの騒動や佐村河内氏のパーソナルではなく、「偏向報道とメディアリテラシー」という大きな問題。
メディアが一箇所を照らす時、その影でどれだけの人が傷ついているのか考えるきっかけになりました。
「テレビを作る人に、信念や思いなんてなくて、出てくれた人をどう面白くするかしか考えていない」
この言葉は、メディアに携わるものとしてささりました。
世の中には面白いけどギリギリいじっちゃダメな人が居て、そういうギリギリ感をプロレスで演じられるプロがテレビを盛り上げている。
でも佐村河内氏はそんな振る舞いはできなかった。新垣氏はそれができた。
その違いを、「キチガイ」と「天才」に振り分ける権利はメディアにあるのかな?
ないと思いました。